母の話1
数年前、実家の母が救急車で運ばれた時の話です。
母は時々具合いが悪く。通院していた。
夕方から具合いが悪く布団に入ったものの、気持ちが悪く、横になっても目眩がし倒れそうなくらいで、心臓がドキドキして、なんとか自分で救急車を呼んで、Kセンターに運ばれた。
そこのKセンターは、以前に父が前立腺癌の手術をした時は非常に良い先生に恵まれた。
その後、別の病で父が入院し、悪いイメージが残っていたのだが、それは後で書くとします(父は他界してます)。
余談はさておき、母は特に異常は見つからず、点滴して帰された。検査では異常ないから専門医がいる次の日来てくれと言われて。
その頃には私も到着していました。知らせを聞いて、びっくりして車で二時間掛けて行きましたよ。あんな姿の母を見たのは初めてくらい具合い悪そうでした。
取り敢えず、その日は落ち着いて寝たので一安心です。
次の日、Kセンターに母連れて行きましたよ。
循環器内科の部長様が診て下さいましたよ。
開口一番何て言ったと思います?
あのね!あんたみたいなのがいるから救急車が足りなくなるんだよ!わかる?
そのせいで、助かる命も助からなくなるんだよ!
私も同席していましたが、殆ど恫喝でした。
検査では何も異常無いから。
別の病院で治療してるんだから、そっちで治療続けろと。診察終わりです。
私も鬱の治りかけでしたので、言われるがままでした。後で考えるとボイスレコーダーでも持ってきゃ良かった。
その後、別の病院で診て貰うときに私も一緒だったが、そこの先生が良い人で、辛かったでしょゴメンねって言って下さったのが非常に印象に残ってます。
母は二度と救急車は呼ばないだろう。
私は一人暮らしだが、救急車呼ぶくらいなら孤独死したいと思う。
他の人も、私のために救急車呼ぶのはやめて欲しいな。その時は多分手遅れだから。